AI 教育研究所
(早稲田大学田中博之研究室)

AI教育研究所は、子どもたちの創造力と課題解決力、対話力を育てるために、人工知能を有効利用する方法を研究開発することをねらいとしています。
お気軽にご連絡ください
☎ 03-5286-8635
gr9h-tnk@asahi-net.or.jp
〒169-8050  東京都新宿区西早稲田1-6-1
  

AIの教育利用に関する理論

 
 教師による生成AI活用術の分類(案)

① 授業デザインの作成支援
・新しいアイデアや理論に基づく授業デザインの作成
・単元のまとまり毎の活動構成や教科横断的なカリキュラムデザインの作成
・目標や活動の特質に応じた学習評価方法のアイデア出し
② 学習指導案の作成支援
・特色ある学習課題や問い、学習活動のアイデア出し
・単元や本時の学習目標や評価規準の整理と精選
・学習評価のA基準やB基準の作成、およびC基準の児童生徒の支援方法のアイデア出し
③ 教材の作成支援
・プリント教材の作成(問題づくり、ドリル教材、記述式文章題の作成)
・学習支援教材の作成(学習の手引き、ガイダンスプリント、テスト解説、用語集の作成)
・評価ルーブリックの作成(評価の観点、評価規準、判断基準などの作成)
④ AI支援アプリの作成支援
・レポートや記述式解答の採点と評価
・自動対話アプリの作成(英会話、歴史上の偉人との対話、物語の作成支援、連歌・連句)
・AIドリル教材の作成
⑤ 学級・学校事務の文書作成支援
・学級通信や学校配付文書の作成
・アンケートの処理と報告書の作成
・学級掲示の文書の作成

 

AIの教育利用に関する指導原則

 
  8つの学習原則
第1原理 創造力や問題解決力、思考力を育てる
 この原理は、生成AIを活用することで、子どもたちの創造力や問題解決力、そして思考力を刺激し、発展させることを目指しています。生成AIは、新しいアイデアや解決策を提供することで、子どもたちの独自の解決策を考え出すプロセスを支援し、彼らの思考力を養います。
第2原理 最初から最後まで自分で考えるようにする
 この原理は、子どもたちに自立して問題解決のプロセスを経験させることを強調しています。生成AIはあくまで支援ツールであり、子どもたち自身が問題を理解し、解決策を考え、実行する能力を育てることが重要です。
第3原理 思考の補充、修正、改善を行う
 この原理は、生成AIを使用することで、子どもたちの思考プロセスを補完し、修正し、そして改善することを目指しています。生成AIは、子どもたちのアイデアを拡張し、反省と改善の機会を提供することで、思考の質を高めます。
第4原理 想像、空想、架空、仮想を大切にする
 この原理は、生成AIを活用して子どもたちの想像力を刺激し、架空のシナリオや仮想の環境での探究を促進することを強調しています。これにより、子どもたちは新しいアイデアや解決策を自由に考え出すことができます。
第5原理 AIリテラシーを育てAI依存症を防ぐ
 この原理は、生成AIの適切な使用と理解を促進し、同時にAI依存を防ぐことを目指しています。教師は、AIの能力と制約を教え、子どもたちに責任ある使い方を学ばせることが重要です。
第6原理 文化や価値観などの多様性と包括性を尊重する
 この原理は、生成AIを活用しながらも、異なる文化や価値観を尊重し、包括的な学習環境を提供することを強調しています。これにより、子どもたちが多様性を理解し、尊重することを学びます。
第7原理 実体験との結びつきを重視する
 この原理は、生成AIの活用を実世界の体験や問題に結びつけることを強調しています。実際の体験を通じて、子どもたちは理論と実践のつながりを理解し、より意味のある学習を経験することができます。
第8原理 本質的思考力(Critical Thinking)を育てる
 この原理は、生成AIを活用して子どもたちの本質的思考力を育てることを目指しています。生成AIの提供する情報や提案を評価し、分析することで、子どもたちは本質的思考力を発展させることができます。

 
  教員・学校向け資料
 
  家庭向け教材
 



〒169-8050       
東京都新宿区西早稲田1-6-1
早稲田大学教職大学院
田中博之研究室
gr9h-tnk@asahi-net.or.jp
TEL:03-5286-8635
 

    ようこそ


ChatGPTを初めとする生成AI(人工知能)の教育利用に関する研究をしています。ご関心のある方との交流を楽しみにしています。本サイトへのリンクは、自由にお貼りください。